自称”京都の寅さん”の大橋隆氏逝去
”京都の寅さん”を自称しながら、破天荒な人生をすごしてきた友人の大橋隆氏が3月17日深夜、亡くなった。享年60
17日(土)深夜、東京・亀有の路上で、自転車にのっていたところ、車と衝突して、身体を強打。病院に運ばれたが、まもなく死亡したという。身元不明者として亀有警察署が調べ、生活保護を受けて住んでいたアパートの遺品から昨日、兄さんに連絡がつき、身元の確認がとれたそうだ。
同志社大学法学部を卒業後、日経新聞社に入り、出版局を中心に仕事をしたあと、退社。その後、多様な仕事を転々としながらも、私との親しい関係は続き、互いに「腐れ縁だな」といいながら、あちこちでよく飲んだ。最初に出会ったのは、1984年、フランスの作家、アラン・ロブ・グリエを囲んで大阪府高槻市の居酒屋で飲んだ時(右から2人目)だから、もう28年におよぶ付き合いだった。合掌。
横断歩道ではねられ、自転車の男性死亡
TBS系(JNN) 3月18日(日)14時25分配信
17日午後11時半すぎ、東京・葛飾区にある交差点で、自転車で横断歩道を渡っていた会社員の大橋隆さん(60)が左から来た乗用車にはねられました。大橋さんは病院に運ばれましたが、死亡しました。
警視庁は、乗用車を運転していた会社員の千本木茂雄容疑者(35)を自動車運転過失傷害の疑いで現行犯逮捕しました。千本木容疑者は「車道の信号は青だった」と話しているということで、警視庁は事故の状況を調べています。(18日13:25)
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2009年1月、岡本太郎美術館にて
大橋隆『下町讃歌』
目次]
浅草―泣いて笑って、呑んで呑まれて;上野―西郷さんに見守られて;入谷―古き良き時代へタイムスリップ;根津・谷中・千駄木―坂の町散歩、行ったり来たり;湯島・神田―老舗カフェでひと休み;西新井―東と西の弘法大師さん;柴又―寅さんは永遠に;立石・四ツ木―素朴な笑顔が美味なる肴;王子・赤羽・十条―お地蔵さんに守られて;荒川線―トコトコ楽しい下町めぐり〔ほか〕
[出版社商品紹介]
“京都の寅さん”と呼ばれ、居酒屋と銭湯をこよなく愛する著者が、東京下町を自由気まま、気の向くまま、風の向くままに駆けめぐる。
http://d.hatena.ne.jp/classerkenji/20100624/1277335360
橋本健二氏 都市論・東京論
著者とは、近所の銭湯風カフェ「さばのゆ」で会った。その場で奨められて買ったのが、この本。帯に「京都生まれが東京の下町を好きになるとは珍しく、新鮮。しかも下町の魅力は居酒屋と銭湯にありというのだから、、うれしいではないか」と、川本三郎の推薦文がある。
著者は雑誌『東京人』で企画営業を担当していた人物。編集者ではないので、文章にはやや素人臭さが残る。浅草から始まって、上野、入谷、谷根千と、下町各所を回っていくのだが、情報量にもやや粗密がある。しかし、著者が愛して止まない浅草、若い頃から親しんだ早稲田周辺など、幅広い着眼と思い入れが相まって、類書にみない味わいがある。面白いのは、ときどき出てくる京都との比較。築地、月島、佃島を取り上げて、海と川を背景にもつ東京の地理的な広がりこそ、京都にない東京の魅力だという。
素朴ながら分かりやすい手書きの地図が多数あって、散歩の参考に使える。一般書店では、なかなか見かけないかもしれない。
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著者紹介
大橋 隆 (オオハシ タカシ)
1951年、京都生まれ。下町・西陣で育つ。同志社大学卒。日本経済新聞社勤務後、雑誌『東京人』企画営業部長を経て、イベント・出版プロデューサーとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
17日(土)深夜、東京・亀有の路上で、自転車にのっていたところ、車と衝突して、身体を強打。病院に運ばれたが、まもなく死亡したという。身元不明者として亀有警察署が調べ、生活保護を受けて住んでいたアパートの遺品から昨日、兄さんに連絡がつき、身元の確認がとれたそうだ。
同志社大学法学部を卒業後、日経新聞社に入り、出版局を中心に仕事をしたあと、退社。その後、多様な仕事を転々としながらも、私との親しい関係は続き、互いに「腐れ縁だな」といいながら、あちこちでよく飲んだ。最初に出会ったのは、1984年、フランスの作家、アラン・ロブ・グリエを囲んで大阪府高槻市の居酒屋で飲んだ時(右から2人目)だから、もう28年におよぶ付き合いだった。合掌。
横断歩道ではねられ、自転車の男性死亡
TBS系(JNN) 3月18日(日)14時25分配信
17日午後11時半すぎ、東京・葛飾区にある交差点で、自転車で横断歩道を渡っていた会社員の大橋隆さん(60)が左から来た乗用車にはねられました。大橋さんは病院に運ばれましたが、死亡しました。
警視庁は、乗用車を運転していた会社員の千本木茂雄容疑者(35)を自動車運転過失傷害の疑いで現行犯逮捕しました。千本木容疑者は「車道の信号は青だった」と話しているということで、警視庁は事故の状況を調べています。(18日13:25)
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2009年1月、岡本太郎美術館にて
大橋隆『下町讃歌』
目次]
浅草―泣いて笑って、呑んで呑まれて;上野―西郷さんに見守られて;入谷―古き良き時代へタイムスリップ;根津・谷中・千駄木―坂の町散歩、行ったり来たり;湯島・神田―老舗カフェでひと休み;西新井―東と西の弘法大師さん;柴又―寅さんは永遠に;立石・四ツ木―素朴な笑顔が美味なる肴;王子・赤羽・十条―お地蔵さんに守られて;荒川線―トコトコ楽しい下町めぐり〔ほか〕
[出版社商品紹介]
“京都の寅さん”と呼ばれ、居酒屋と銭湯をこよなく愛する著者が、東京下町を自由気まま、気の向くまま、風の向くままに駆けめぐる。
http://d.hatena.ne.jp/classerkenji/20100624/1277335360
橋本健二氏 都市論・東京論
著者とは、近所の銭湯風カフェ「さばのゆ」で会った。その場で奨められて買ったのが、この本。帯に「京都生まれが東京の下町を好きになるとは珍しく、新鮮。しかも下町の魅力は居酒屋と銭湯にありというのだから、、うれしいではないか」と、川本三郎の推薦文がある。
著者は雑誌『東京人』で企画営業を担当していた人物。編集者ではないので、文章にはやや素人臭さが残る。浅草から始まって、上野、入谷、谷根千と、下町各所を回っていくのだが、情報量にもやや粗密がある。しかし、著者が愛して止まない浅草、若い頃から親しんだ早稲田周辺など、幅広い着眼と思い入れが相まって、類書にみない味わいがある。面白いのは、ときどき出てくる京都との比較。築地、月島、佃島を取り上げて、海と川を背景にもつ東京の地理的な広がりこそ、京都にない東京の魅力だという。
素朴ながら分かりやすい手書きの地図が多数あって、散歩の参考に使える。一般書店では、なかなか見かけないかもしれない。
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著者紹介
大橋 隆 (オオハシ タカシ)
1951年、京都生まれ。下町・西陣で育つ。同志社大学卒。日本経済新聞社勤務後、雑誌『東京人』企画営業部長を経て、イベント・出版プロデューサーとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)