大橋隆氏を偲ぶ会
今年3月に亡くなった友人、大橋隆氏の偲ぶ会が25日、東京・人形町の居酒屋であり、出席した。彼の日経時代の同期生がよびかけ、彼が世話になった月刊日本の主幹、南丘さんや出版社「審美社」の韮澤さんら9人が参加した。
破天荒な人生を終えた彼をめぐる「被害者の会」といいながら、抱腹絶倒のエピソードが次々と飛び出し、あの世にいってしまえば、やはり愛すべき男だったな、とみんな、口にした。だれよりも、にぎやかな席が大好きで、人間接着剤として生きた彼が一番、この席にいたかっただろうと思う。
交通事故でなくなる前日、日経本社をたずね、会議中の同期生、Sさんに会えなかったが、受付の女性には、「あなたいい顔している。きっといいことあるよ」と声をかけて去ったという。その受付嬢そのとき、何の心当たりも無かったものの、「なんとなくうれしくなった」そうだ。それから数日後、その受付嬢は妊娠していることがわかり、「あの人はいまどうしていますか」と聞かれたSさんが「亡くなったよ」というと、彼女は絶句したという。
多彩な女性遍歴のはて、彼は最後、女性を喜ばせる一言を言い残して、あの世にさった。京都・西陣で生まれ、「京都の寅さん」を自称していた彼らしい話だ。合掌。
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破天荒な人生を終えた彼をめぐる「被害者の会」といいながら、抱腹絶倒のエピソードが次々と飛び出し、あの世にいってしまえば、やはり愛すべき男だったな、とみんな、口にした。だれよりも、にぎやかな席が大好きで、人間接着剤として生きた彼が一番、この席にいたかっただろうと思う。
交通事故でなくなる前日、日経本社をたずね、会議中の同期生、Sさんに会えなかったが、受付の女性には、「あなたいい顔している。きっといいことあるよ」と声をかけて去ったという。その受付嬢そのとき、何の心当たりも無かったものの、「なんとなくうれしくなった」そうだ。それから数日後、その受付嬢は妊娠していることがわかり、「あの人はいまどうしていますか」と聞かれたSさんが「亡くなったよ」というと、彼女は絶句したという。
多彩な女性遍歴のはて、彼は最後、女性を喜ばせる一言を言い残して、あの世にさった。京都・西陣で生まれ、「京都の寅さん」を自称していた彼らしい話だ。合掌。
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