2022年7月20日水曜日

(いただいた本から)『人生、晩節に輝く』(前坂俊之著、日本経済新聞出版)

 (いただいた本から)『人生、晩節に輝く』(前坂俊之著、日本経済新聞出版)

毎日新聞時代の先輩、前坂俊之さんから送られてきました。

「何歳になってもヨーイドン(出発)できる。私はヨーイドン教の教祖なのよ」(98歳まで生涯現役を貫いた作家の宇野千代)

定年なし、年齢差別なしの米国では、

65~74歳をベビー・オールド(赤ちゃん老人)

75~84歳をリトル・オールド(小さい老人)

85~94歳をヤング・オールド(若いお年寄り)

95歳以上(真の高齢者)

と、呼ぶ人もいる。

 「老害」ではなく、「老益シニア」として再出発しようと前坂さんは語り掛けています。

・「人の生涯を重くするか、軽くするかは、一にその晩年にある。人は晩年にある。人は晩年が立派でありさえすれば、わかいうちに多少の欠点があっても、世間はこれを許してくれる。私は輝かしい晩年を社会貢献をもって締めくくりたい」(渋沢栄一)

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【内容紹介】

年齢を重ねて、さらに輝きを増す生き方とはどのようなものか――。凜々しく、清々しい晩年を送った先達の人生から、良い生き方を学ぶ好読み物。

・人生100年時代を迎えるにあたり、シニア世代となってから、どう良く生きるかは私たちにとって大きな課題となります。本書は、老齢となっても活躍した人々のドラマをオムニバス形式で描きます。

・経済人、政治家など、立場は違えど人生終盤に輝く人々には、地位や権力、金などに執着せず、柔軟な精神をもってことにあたるなど共通点も多くあります。その凜々しく、清々しい人生の物語は読む者の心を動かします。

【目 次】

第一章 エジソンも絶賛した日本の元祖ベンチャー起業家 御木本幸吉

第二章 社会事業を無上の楽しみとした「日本資本主義の父」 渋沢栄一

第三章 順境で悲観し、逆境で楽観した石油王 出光佐三

第四章 「玄黙戦略」で昭和天皇の「聖断」を演出 鈴木貫太郎

第五章 終戦を陰で実現させた昭和の傑僧 山本玄峰

第六章 ユーモアを絶やさず、マッカーサーと渡り合う 吉田茂

第七章 マイナスをプラスにする発想転換法で逆転人生 尾崎行雄

第八章 ヒトマネせず、マネされる仕事をした「プロパンの父」 岩谷直治

第九章 創造の神を目指し森羅万象を描き出す 葛飾北斎

第十章 謎に包まれた徳川三代の守護神 南光坊天海

第十一章 「ZEN」の普及で東西文明の懸け橋となった仙人 鈴木大拙

第十二章 七十五歳で復活、経済大国の礎を築いた電力の鬼 松永安左エ門

第十三章 病気と仲よくつき合い、感謝と努力で経営の神様に 松下幸之助

第十四章 人類を飢餓から救ったミスター・ヌードル 安藤百福

第十五章 八十代でも陣頭指揮を執った「トマトの父」 蟹江一太郎

第十六章 六十、七十歳は鼻たれ小僧、男盛りは百から、百から 平櫛田中

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