
三室さんが長年、親交を重ねてきた呉監督は記録映画「戦後在日50年史ー『在日』」などで知られ、2015年12月13日、74歳で亡くなった。
呉監督は秋田県鹿角市出身で、早稲田大学を卒業後、大島渚監督の助監督となった。
代表作の『在日』は、記録映像とさまざまなインタビューで50年の歴史を追う「歴史編」と一世、二世、三世と6人の在日朝鮮人にスポットあてた「人物編」からなる。日本映画ペンクラブ(ノンシアトリカル映画部門)1位、1998年度キネマ旬報文化映画ベストテン第2位になっている。4時間20分。
この追悼集には「戦後70年、映画の中で在日はどのように描かれてきたか」と題した講演録を収め、そこで呉監督のベストスリーとして
1、「月はどっちに出ている」崔洋一監督
2、「GO」行定勲監督
3、「あれが港の灯だ」今井正監督
をあげている。
三室さんは呉監督が残した膨大な資料ファイル、書籍、手紙類の整理を依頼された。呉監督は自ら書いたハガキ、手紙のコピーを残しており、三室さんは、「呉さんが書いた手紙」と題して6ページにわたって手紙の内容を紹介し、呉監督を偲んでいる。
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発行日 2016年12月11日
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