澤宮優著、集英社文庫
私が高専2年生の夏。大牟田の町が喜びに湧き上がった光景を覚えている。地方の公立学校に通う地元の高校生たちによる優勝は、久しく見ることはなくなった。
筆者の澤宮さんは熊本県出身で約20年前からの友人で、たくさんのノンフィクション作品を執筆している。
これを読んで、阪神の眞弓明信選手も大牟田出身だったことを知りました。
本の紹介文から
三池工業高校野球部監督・原貢氏。球界のエース菅野智之投手の祖父であり、元WBC日本代表監督の原辰徳氏の父である。1965年、伝説の甲子園初出場、初優勝に迫るノンフィクション。(解説/江刺昭子)
内容(「BOOK」データベースより)
1965年、夏の甲子園。炭鉱町・大牟田の三池工業高校が、初出場・初優勝を成し遂げた。栄光へと導いた監督は、原貢。巨人軍の四番打者を務めた原辰徳の父で、球界のエース菅野智之の祖父にあたる。その快挙は、三池闘争や粉塵爆発事故に打ちひしがれていた町を大きく熱狂させた。語り継がれる厳しい指導法や、当時の常識を覆す戦術、今も色褪せないドラマを緻密な取材で追ったノンフィクション。
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