2011年6月25日土曜日

編集者、巌浩さんを囲んで。


伝説の編集者、巌浩さんを囲んで。


 今月の京都土曜サロンには、特別ゲストとして日本読書新聞の名編集長として知られる巌浩さん(85)を迎え、6月25日、開きました。会場はメンバーの数寄者、武田好史さんの自宅、「春庭居」。

「京都風流倶楽部」を主宰する武田さんが、本居宣長の息子、春庭の名にちなんで、あれこれ独特の「粋」をこらし、趣があるところだ。

 巌さんは、血盟団のこと、旧制七高の先輩だった四元義隆氏との出会いから軍隊生活のことを軽妙に語り、まるで落語、講談を聞いているようなようだった。
伝統と現代」の雑誌を発行し、月刊から隔月刊、季刊となり、借金に追われてしまったこと、禅寺、春日大社で寺男としての暮らし。

その人生の起伏の大きさに感嘆させられ、午後1時から7時すぎまでなんと6時間以上も談笑が続いた。ああ、愉快だった。

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