(お送りいただいた本から)
沖浦和光さんを偲ぶ会で、ひさしぶりにお会いした市民活動家の山本健治さんからお送りいただいた。
山本さんとは、私が1980年代初め、毎日新聞社高槻駐在をしていたころから親しくさせていただき、いろんな情報を教えてもらい、たくさんの刺激を受けた人だ。
本には「子どもたちの置かれている状況を憂いつつ、少しでも良くなること願いつつ」という寄せ書きがありました。
【年表】 子どもの事件 1945-2015
著者山本 健治 【著】
出版社柘植書房新社
発売日
2015年11月
発行形態単行本 ISBN9784806806790
税込価格3,240円
目次
第1期 1945〜51年 敗戦による混乱と価値観崩壊、貧困と不足・不満の時代—道徳・倫理の崩壊、生きんがための犯罪、夢も希望もない自暴自棄の犯罪
第2期 1952〜64年 復興から経済成長、渇望から欲望の実現と不満の爆発—練鑑ブルースから暴力教室、カミナリ族から暴走族へ、不良少年が非行少年に
第3期 1965〜83年 いざなぎ景気から石油危機、安定成長への転換が不安の時代—ベビーブーム世代が大人になり戦後第2の子捨て・子殺し時代に。その子は親殺し
第4期 1984〜97年 安定成長・構造転換からバブル経済、そして破綻・長期不況—鬱屈時代が生み出す残虐不可解殺人、大人社会のイジメが子どもの世界でも
第5期 1998〜2010年 バブル破綻不況に、リーマンショックが追い打ち—生活保護世帯・無職男性・ワーキングプアーの増加と子どもへの虐待・DV問題化
第6期 2011〜15年 政権交代幻想の破綻、東北大震災、政権は元に戻ったものの新たな不安—減らない子どもに対する虐待、再び増えているイジメ・不登校、そして引きこもり
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山本/健治
1943(昭和18)年大阪生まれ。1966(昭和41)年立命館大学法学部卒業後、大阪読売広告社、村田製作所勤務。1975~83(昭和50~58)年高槻市議。1983~87(昭和58~62)年大阪府議。市民派地方議員として活動した後、著述業に転じ、夕刊紙・経済誌等に記事を発表し単行本も発行していた一方で、みんなで保育所をつくり、その社会福祉法人理事として、子どもをめぐる問題に関わってきた。同時に環境問題の市民運動の世話役としても活動してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)